地域保健・福祉の災害対応標準化トレーニングコース BHELPに参加しました。
2018年03月21日
地域保健・福祉の災害対応標準化トレーニングコース BHELPに参加しました。
島根大学医学部附属病院高度外傷センター 木谷 昭彦 助教、 岡 和幸 助教 、森山 詠美子 看護師、島根県立大学看護学部 渡邉 克俊 講師が 鳥取大学医学部にて開催されました地域保健・福祉の災害対応標準化トレーニングコース BHELPに参加しました。
BHELPコースとは地域保健・福祉関連業務に従事する者を対象として、発災直後から避難所での活動を効果的・効率的に実践するために、災害対応における知識、共通の言語と原則を理解し、被災者の生命と健康の維持、災害発生直後からの被災地内での災害対応能力向上に資することを目的とするコースです。
学習目標として
(1)災害対応に関する共通言語と共通原則がわかる
(2)自らの生命を守るための行動が想定できる
(3)被災した住民の生命を守るための行動がわかる
1) 傷病者の救護:CSCATTT
2) 要配慮者の救護:CSCAHHH
Health care Triage ヘルスケアトリアージ
Helping Hand 手を差し伸べる
Handover つなぐ
(4)住民の健康維持に配慮した避難所の設営と運営の留意点がわかる
(5)要配慮者への体制整備(福祉避難所)の必要性がわかる
が挙げられております。
島根大学医学部は災害医療・危機管理センターDiMCOCを立ち上げ災害医療に貢献して参ります。
島根大学では、災害医療や院内の緊急事態に対応するためのセクションとして、「災害医療・危機管理センター」を設置しました。本センターの運営は、高度外傷センターが中心となって運営します。
「災害医療・危機管理センター」は4つのコア・ユニットから構成されます。
(1)災害時診療対策ユニット
(2)緊急被ばく医療専門ユニット
(3)災害時施設対策ユニット
(4)外部調整ユニット(事務官ユニット)
の4つのユニットにそれぞれユニット長をおき、あらゆる緊急事態に対応します。センター長と副センター長はそれぞれ、高度外傷センター長、同副センター長が兼任します。
災害医療は、自然災害の多い我が国においてこれから重要視される領域です。
災害医療、危機管理にも積極的に関与してきます。