島根大学医学部 Acute Care Surgery講座

 Acute Care Surgeryとは、「外傷外科」「救急外科」「外科的集中治療」の3つの基本領域の診療が提供できる新たな診療概念です。

 これまで、外科学、救急医学、集中治療学が担っていた領域から、独立した1つの専門診療科となるもので、今後重要な診療部門となることが予測されています。

 しかし、国内では、本格的に臨床実践できる施設が少なく、この領域を志す若手医師の学ぶ環境は整っていません。

 島根大学医学部では平成28年1月に本邦初のAcute Care Surgery講座を設置しました。本講座の設置により、全国から若手外科医・救急医が集まり、本学の学生にも、卒前教育から外傷治療の基本を学び、実践する機会を提供することとなり、ひいては、外傷救急医療を目指す若手医師の増加、日本の外傷救急医療の底上げに貢献できると確信しています。