診療

【臨床】

高度外傷センター

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高度外傷センターへ搬入となった外傷症例では当講座スタッフがリーダーとなり初療を指揮しています。Primary Surveyにおいて生理学的異常徴候を認め、手術を含めた蘇生的治療が必要な症例や、2領域以上の多発外傷症例におい

ては治療介入の有無に関係なく当講座が担当し入院管理を行っています。

体幹部外傷手術は当講座が引き続き実施しますが、顔面、頭部、四肢外傷などは各専門診療科と連携をとりシームレスな診療を行っています。外科的集中治療を必要とする症例は集中治療部と密な連携をとり管理しています。

 

新診療体制組織図

 また、高度外傷センターはAcute Care Surgeryセンターの機能を包括した組織ですので、急性腹症を中心とした救急外科手術も当講座が中心となり実施しています。oncologic emergencyや内視鏡外科手術の適応となる症例は、消化器外科と治療戦略を共有し治療を実践しています。

 

 

 

 

島根県防災ヘリコプター(防災ヘリ)

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当施設が受け入れの対象とする島根県は東西に約155Kmと長く、医療資源は県東部に偏在しています。医療過疎である県西部地域における救急患者の当院への緊急搬送時には当センタースタッフが防災ヘリに同乗し可能な限り早期から治療介入を行っています。

 

 

災害医療

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DMAT活動や院内災害訓練など災害医療も当講座の重要な任務です。

 

【教育】

卒前教育

卒前教育外傷治療の基本を医局員と共に学んでいきます。センターでの実際の症例やスキルアップセンターのシミュレーターを用いて外傷初期診療を実践できる場を提供しています。

 

 

 

 

 

Off The Job Training

SSTT、JATECコースを定期開催しています。

 

【その他】

島根重症外傷カンファレンス

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実際の症例について、全県の消防、ドクターヘリスタッフ、当センタースタッフでカンファレンスを定期的に開催し、病院前救護・診療から初期診療、根本治療の経過を皆で共有しています。

 

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